ココ最近、昔ながらの人に良く会います。
「おお!」
のあと言葉がつづかない自分が恥ずかしい。
出せる話題は、受験、WWⅡ、化学、物理、算数(←数学ではない。)。
誰も食いつけんわ。
本の話題にしたくても本の題名や作者を基本的に覚えないのでダメだしねえ。
あえていうなら
「クリムゾンバーニング」
でも、裏切り小説が多いこの世の中。果たして俺のようにつぼに嵌まる方はいるのかな?
さて、伸ばし伸ばしにしていた銅編を書こうかと思うわけですが、調べていて正直
「必要ないかも」
と思うのです。
それでも
「読んでみたい」
と思うのであれば戯言を聞いてやってください。
「あふぉなZEKUのくだらない無機記憶法 -銅編- 」
さて、クロムとは又別世界の銅。
銅で必要な色はなんと
3つ
だけです。無論大雑把ですがね。
その三色は
赤、青、黒
以上です。
うそだあ!と思われる方。俺と同じですね。敵を大きく見すぎていました。是非これからは銅を食って掛かりましょう。
ではまず身近なところからいってみましょう。
十円玉を用意するか、想像してください。
赤銅色の新品のではなく、ギザ十当たりがいいでしょう。
どうですか?表面が、黒ずんでいるでしょう?黒といえば、化学界(俺の中のね)では仲が上手くいっていない証拠の一つ。しかし正体は分からない。もう一つ例をあげましょう、それは、銅で出来た指輪です。
売ってませんよね?ふつうはね。どうしてか?
その指輪をはめていると指が黒ずむからです
さあ、そろそろ種明かしです、その理由をは?
皮膚に含まれる蛋白を構成する分子が一つ、システイン(アミノ酸の一種)の硫黄と化学反応したから。
コレを書けばきっと満点です。
え?
「さっきあんた仲悪いって言ったじゃん!」
って?まあそうですねえ、すぐ結合するなんて、と思うかもしれません。でも?
親子喧嘩は表面化しないでしょ?
そう、黒くなる理由は内部にあったんです!
銅の電子配置をごらんいただきたい。最外殻は?そう、なんとクロム同様
1個
なのです。さあ、今度は硫黄を御覧ください。最外殻は酸素と同様に
6個
ですね?
そう!硫黄はなんと、銅の最外殻よりも中の電子を無理やりぶっこ抜いているのです!!人間関係でいえばこんな感じ
Rサン「ねえねえ、○○のCD持ってない?もし合ったらMDに焼いて欲しいんだけど?」
Aサン「いいですよ。」
Rサン「ついでに△△のも〜〜〜」
といった感じです。どうです?ずうずうしいこと限りないでしょ?
MDを電子に置き換えて考えればよく分かりますよね。
だから黒くなってしまうわけなんです。
反応式は
Cu+S→CuS
みじかっ!コンだけです。
ちなみにコレは酸化銅(Ⅱ)にも適応可能です。ようは黒色なわけなんですね。
さて、次にsherlock氏が大好きな
テトラアクア銅(Ⅱ)イオン
を紹介しましょう。
このイオン、見たことがあるかたはその美しい色にしばし心奪われます。
本当にきれいな
蒼
なんです。しかし、シアン化鉄のように特別な呼び名はありません。そこは少し残念ですね。
この中心となっている銅(Ⅱ)イオン。コレ単体だけなら無色なんです。
しかし、水が配位することによりあの美しい色が出されます。
そう、その結合の形こそに美しさの秘密はありました、そうこの錯イオンの形とは!
正方形
なのです!!なんと、原子内で唯一(俺の経験でね)この形を取っているのがコレです。大半の錯イオンや化合物が正四面体やら、正八面対やら、折れ線や直線の構造なのにも関わらずこの式だけは正方形なのです。
この正方形にこそ、あの東大が出した問題につながる鍵があります。
そう皆さん思い出していただきたい。
皆さんが見たのはきっと
硫酸銅五水和物
の蒼だったはず。
あれ?
五水和物?
そう俺は
テトラ
と表現しました。そう四つなのです。
後一個は?
そう、この後一個こそが水素結合を硫酸イオンと、配位している水分子としているのです。
はっきりいって立体の式を書かないとコレは表現が難しいのですが、コレにより、二段の温度変化が説明できるのです。気になる方は、「化学ⅠB・Ⅱの新研究」を御覧いただきたい。
それから、この硫酸銅五水和物は曲者で
90、160、250
でピンと来るようになっているのです。覚えている方はすばらしいですね、まだだよ?という方はセンターのために覚えていたほうがいいよ?
さて、上記のことは、体で覚えていただくとして、次にこの銅最大のポイントを説明します
Cu+2H2SO4→CuSO4+2H2O+SO2↑
この式。
でぇぇぇえぇぇぇえぇぇぇらららららららららーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー出ます!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポイント
使用する硫酸は熱濃硫酸であること
二酸化硫黄が出ること
この二点。マジで暗記してください。ココ抑えればかなりの得点源に成るはず。
暗記法の癖に暗記の仕方をかけないのがなんとも苦痛なのですが、ココは勘弁して欲しい。マジで暗記して欲しい。この反応式ぐらいですよ?銅で重要なのは。
さて、つづきは明日書きます。といってもたいした量でないので安心ください。