再認識

「電子兵器奪取」覇者の戦塵1943 谷甲州
すごーーーーーーーーーーーーく久しぶりに架空戦史物を読んだ。
というわけで、私的評価しますね(読んだ人がいたならぜひコメントがほしいなぁ)
まず、第二次世界大戦と電子兵器といえばマジックヒューズこと「VT信管」と、「SGレーダー」です。
この作品では、VT信管のほうに焦点が当てられていました。
今までにありがちな作品ならば、
VT信管出てきた→対抗兵器「大量のアルミ箔」または「共振波発生装置」または遠隔殲滅兵器の登場、音響追尾式魚雷の登場
というように、間違いなく「対抗兵器」の話になるはずでした。ので私も、


「あーー奪取した兵器と○○兵器でミサイル化する話かな?」


と思ったが、甘かった。いや、認識不足というべきか。
この話は、


「いかに兵器を奪取するのか?いかに兵器を分析するのか?どのような過程をへて兵器を奪取するのか?」


という点がきめ細かに書かれていました。
いや、実に。いい作品に出会いました。
さらに言うなら、「技術」という視点から書かれているところも注目である。
女に絡む脱線もなくすばらしい出来だといえます。


・・・つまりエロネタ無くて最高だということですよ。


・・・・でもね、こうゆう本は大抵「官能小説」のすぐ側にあったりするんですよ。あははーーー



ふざけるな!!



というわけで、久々に熱くなったZEKUです。

この先の展開。
おそらく、「相対的な距離を測る」というドップラー波は「丸大兵器と海面との距離を測るものに使う」のではなかろうか。
そうすれば、海面に激突!という事態にはならなくなりますね。
第一、VT信管のようにものすごいGに対抗する必要ないんだしね。可能性は大だよね。
酸素魚雷も100万円(だった気がしたけど・・・。)するんだしさ。きっとうまくいくさ。
それに、真空管に頼らなくても、架空をいかしてトランジスターを持ち出せばOKだしさ(コラァ!)

ぜひ、この手の話に興味のある方のコメントが欲しいものです。