単調な、歩行音が聞こえる。ここは、どこだろうか。
それは人間の足であるが、明らかに軍属のものだ。
(ふむ・・・気を失っていたか。)
そこは、うん。
(やはり拷問室か・・・)
体にはいくつもの鈍痛が確認できる。そしてもうひとつ
(・・・やはりGFジャンクションにおける規制緩和がここにはかけられてる)
これが脱出の鍵だ。
その代わり、二重三重の警備体制がとられ、多くの人間にはそれが不可能であるといえよう。
だが、相手が悪かったな・・・
小さく嘲笑を浮かべる。
(さて・・・・はじめますかっ!!)

頭の中にざわめきが生じ始める、多くの力が確認でき・・なに?
それは今まで感じたことない力の波動であった



・・・・距離にして約2万km彼女はそこにいた
(多くのSeeDは捕まった、そしてもう死んでいるのかな。でも誰か気づくよね?)
それは祈り。
彼女の解き放ったGFの力、それは空間の存在を超越し彼に流れこんでゆく



・・・・・・・・エデンだとっ!
「はっ、あの力は、かつて人間には使用不可能と称された、あのGF反応です!!」
一人のガルバディア兵が答える、彼の顔は蒼白になっていた。
背後に絶叫が木霊する。
その叫びの先には彼がいた、そう、彼が。


「状況8クリア!ここは無警戒ですねぇ?班長殿」
やめろ、ニーダ。
「当然だろう」
その声の主は、スコールであった、が、彼の顔も少し緊張を帯びていた。
理由はある


・・・形亡き力
今感じるエデンの波動
僕はジャンクションした。
永久の楽園
その力は、なるほど、こうゆうことか。
すべてが緩慢に見えてくる


敵。


とまっているのか?と思うと同時、形亡き雪風を振るう。空間を血が染めてゆく。



いける!