6月27日続編!

「一体どうしたらよいのだろうな?進藤くん・・・・・・。」
山口は、期待の新人参謀に語りかける・・・
題材にあがっているのは、真珠湾奇襲作戦の有効性、そしてその影響
現在日本軍は、何よりも、情報を集めることに必死であった、情報を集めシュミレートする。
目下行われる図上演習・・・。
鹿児島では、苛烈きわまる演習が、そしてこの会議室でも作戦に携わる人の生死を決める会議が・・・。
「私は1年暴れれたら十分だ、それ以上続くならばこの戦争に意味はない。」
山本はそう断言する。
ゆえに、博打性の高い真珠湾奇襲が立案されているのだ。
アメリカ西海岸空襲までも考えられている。
確かに、現在日本軍は一時的とはいえアメリカ軍よりも優秀な空母機動部隊がある、空母名を挙げるならば
赤木
加賀
蒼龍
飛龍
翔鶴
瑞鶴
瑞鳳
龍驤
鳳翔
大鷹
全10隻。
内、大鷹は今だタービンが不調のため21knしか出ないでいる、さらに鳳翔も25knしか出ず何より老朽艦である。艦載出来る量も予備をあわせ22機。
が、これら全て合わせるならば単純計算
91+90+73×2+84×2+30+48+33+22=628
これほどの戦力が動員できる計算だ、そのため鹿児島湾では空前の700機体制がとられ、いざというときにすぐに動員できるだけのパイロットが養成されつつあった。

「・・・・・・・・徹底的に・・・・やる必要があると私は思います、そのためにコロンボを確保する必要があると思います。」


東洋艦隊の最大の根拠地、コロンボ
真珠湾、さらにコロンボ

「さらにコロンボね・・・。大風呂敷である!と普通は一括すべきであろうが・・・・シンガポールと同時攻略の要ありと私も思います。かの基地を起点にイギリス軍が行動してくるのは明白、当面の敵は防げます」