・・・・陰陽

光あれば必ず影が出来るように、全て光が覆い尽くすことなど・・・ない


名古屋大学工学部化学生物工 不合格


昨日したことすべて僕にとってどうでもいいことでした。
理由なんかわからない。頭いい奴はきっと「努力不足」と一蹴するだろう。
でもそんな言葉なんかでかたづけて欲しくないし、かたづけられるものでないと思った。
この気持ちをどう表現しよう、言葉にならない。


これは、あの失恋したときの気持ち。


理想、そして現実。
あまりに違いすぎる現実。


全てがどうでもよくなり始めた。


明日、土に返ろうとも私はそれすら享受するだろう。


チューターは言った
「あなたが落ちるなんて信じられない、あなたはこの校舎で最も成長を見せた一人なのに。・・・努力してたのも知ってるよ・・・何でなのかな・・・」
「現実ですから」
私はこう返すしかなかった。
応援してくれたやつに合わせる顔がなくなってしまった。


これからどう生きよう・・・
今はただ時間が全てを解決するまで私は途方にくれる・・・・・。