「人ってね、自分の行きたい方向にサイコロを振るんです。」

サイコロを振ることすらできない人間はどうなるというのか?
数ある選択肢の中から、最善を選んできたはずの人生で、それでも後悔している自分は何なのか。


贅沢。


選択肢が存在すること自体が贅沢なのだと、考えてしまう。
我々に与えられた選択肢のいかに多いことか、その多さの恩恵に気がつかずに生きていくことの愚かしさ。


私は、幸せかといえばこれ以上の幸せはないだろうと思う。
学び、集い、笑い。
すべての幸福を消化しきってしまうかのごとく、私は今ここにいる。



私は、サイコロを振る。行きたい方向へ、そして、行けないほうに私は振り投げる。




そのサイコロは回り続ける。転がり続ける。