・・・まだ内容は変えたいから(仮)

僕らのチームは先の戦の鍵であるからめ手を成し遂げたため、いったんトラビアガーデン
に戻っていた。
ガーデン内は戦準備のためどこへ行こうとも喧騒があふれていた。

ふと、何かが僕の耳に留まった、…ピアノを弾く音である

これは知っている曲だ、たしか


Eyes On Me


心地よく大気を静かに弾くその音色は、まるで忘れ去られたエデンを連想させる

リサ「この曲、…こんなにいい曲だったなんて…」
いつのまにか後ろにきていたリサがそう嘯く

そう思うでしょ?ときかれたため頷く
僕は今はこの美しい音色に体を預けてしまいたかったのかもしれない

リサ「ねぇ?弾いてる子見に行かない?」
そう誘う彼女はいくぶん、いやかなり美しく感じていた、曲が僕の感性を惑わせたのかも
しれない

音楽室に向かってみる、もうすでに何人かの子供が集まっているようだった

音楽室の戸に手を掛ける、開いた先にはリノア・ハーティリーがピアノを弾いていた

心奪われるとはまさにこのことだろう、吸い込まれるように彼女を見つめてしまった。
その時、
リサ「ねぇ、さっきの子供たち、寝ちゃってる。可愛いね〜」
小声で僕に告げる、なるほど幸せそうな顔をして眠っている。そして


ふと、笑みと涙が流れた


今、何かを取り戻したのだろう、沸き上がる安心感に心揺さ振られていた。
屈んで、床に横たわる少年の頭を撫でる、撫でた手からは愛しさが込み上がってきた

リノア「おかえりなさい」


弾きおわり、微笑を浮かべながら彼女が小声で言ったその一言は、僕の闇をいとも簡単に
消し去ってくれた
今、僕は生きていることに、感謝していた